三井生命保険

三井生命保険株式会社は三井グループに属する日本の株式会社です。
三井生命というと矢印の｢ザ･ベクトル｣のCMが浮かぶかもしれませんが、現在は内容を新しくし、｢ベクトルX｣として売り出しています。
この保険は死亡保障か医療保障のどちらを重視するかを選択できる保険になっています。
主契約は積立保険になっているので、不景気の今はこちらより特約の保障面を重視した方が良いかも知れません。
また、保障が特約のため、基本的には定期保険になりますが、多少保険料が割高になりますが終身保険にすることも可能なようです。
他にも有期型、終身型を選択する保険がいくつかあり、｢医療保険α｣もその1つです。
｢医療保険α｣は女性特有疾患も保障できる医療保険になっています。
有期型は10年更新になっているので、長期加入する場合は終身型を選ぶ方が良いでしょう。
三井生命には年金保険が多く、資金の運用を三井住友アセットマネジメントが行っている保険も数多くあります。
また、アクサ生命の限定告知型終身医療保険｢応援歌｣を三井生命で販売しています。
三井生命の保険は年金保険を中心にかなりの品数があるのですが、ホームページで確認できる情報が極端に少ないのが欠点です。
そのため詳しい情報は資料請求する必要がありますので、三井生命の保険を選択する場合は時間に余裕をもっておいた方が良いでしょう。
三井生命の格付は2008年1月時点でスタンダード＆プアーズでBBB−でした。
ほかの大手保険会社から見て良いとはいえない状況ですが、2005年から見て評価は上向きのようなので、ぜひ検討に加えたいです。

住友生命保険

住友生命保険相互会社は住友グループに属する日本の相互会社による生命保険会社です。
｢スミセイ｣の方がなじみが良いうという方もいるのではないでしょう。
住友生命の主力商品は｢LiVE ONE(ライブワン)｣、利率変動型積立保険で、年齢や性別ごとに様々なタイプがあります。
この保険の主契約は保険ファンド、つまり積み立て部分になっており、保障を特約で最長80歳までつけるタイプになっています。
利回り次第では非常によい保険になりますが、必ずしもそうはならないので注意してください。
なお、3年ごとに積立金の配当があります。
住友生命の保険の一つに連生定期付連生終身保険というものがあります。
これは夫婦2人分の保険を1つの契約で賄うという少し変わった保険です。
このうちの｢楽々アンサンブル｣は連生逓減定期保険特約となっているため、保険金額が下がる分保険料が安くなっています。
お子さんの成長等で万一の時に必要な金額が年々下がっていく場合に便利な保険です。
また2人分を1つの契約で賄っている分別々に契約するよりお得になります。
ただし、夫婦のどちらかが亡くなられた場合に契約が解除されるため、新たに保険に加入する必要があります。
住友生命では健康状態に関係なく、その時点での契約年齢と保険料率でライブワンに契約可能です。
その他、一般的な定期保険や終身保険に加え、三井住友銀行の窓口のみで扱う商品や、みずほ銀行の窓口のみの商品といった、金融機関で契約できる保険も用意されています。

第一生命保険

第一生命保険相互会社は日本発の相互形式の生命保険会社です。
総資産などで日本生命に次ぐ規模を持ち、「ご契約者第一主義」を経営理念としています。
外資系のアフラックと提携して、同社のがん保険も販売しています。
第一生命の保険と聞いてまず浮かぶのが｢堂堂人生｣でしょう。
｢三大疾病（がん、心筋梗塞、脳卒中）になったら、以後の保険料は頂きません｣で有名な保険ですね。
これにインカムサポートをつけた新｢堂堂人生｣が現在の主力商品のようです。
この保険は更新型定期付終身移行保険で、若い頃は保険料が安く充実した保障になりますが、歳をとるごとに自動で更新され、知らないうちに保険料が高くなっていくのが難点です。
｢堂堂人生｣のイメージが強いため他の保険が知られてないかもしれませんが、このほかにも、終身医療保険では女性向けの｢私の華道(はなみち)W｣、男性向けの｢THE(これぞ)･真打ち！W｣、高齢者向けの｢主役宣言W｣があります。
いずれも基本となる終身医療保険に、更新型の特定疾病保障、傷害補償特約などを80歳までつけることができます。
ただし死亡保障は払い込み満了までなので、それ以降は別の保険を選ぶ事になります。
終身保険にも年齢や性別、ライフプランにあわせて非常に多くの商品があり、その中から自分にあった保険に入ることもできるでしょう。
また、ほぼ全ての保険に5年ごとの配当がついているのも第一生命の保険の特徴でしょう。
全体的に三大疾病への対応に力を入れているようなので、そちらが気になる方は第一生命に加入するといいでしょう。